もともとは霊仙寺の坊の一つと位置しており講堂であったともいわれております。本尊は不動明王をお祀りし享保年間の中興の際、実相院として今日まで信仰されてまいりました。境内に奉安される大小に二体のお地蔵さまは通称「耳地蔵さん」とよばれ、病気平癒の祈願に訪れる信者が多く歯痛に霊験あらたかと云われております。頬かぶりをされているのは耳や歯の痛みに訪れる祈願者の身代わりとされております。霊仙寺・実相院・六所神社をあわせて夷山と古くから言われることが多い。